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クラウドソーシングでモンスタークライアントからの受注を請けてしまい、弁護士に相談

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最初から地雷の匂いがしていたようでした

クラウドソーシングでWebデザイン・制作を受注しているサリーです。
ある日私は10万円で5,6ページ程度のCMS対応のホームページ制作を受注しました。因みに、働いたことのない人は10万円ってすごい!とか思うかもしれないですが、手数料を引くと8万円ですし、作業量や手数料を考えたら実は20万円くらいはいただかないと割に合いません。

そこで私は、正規料金と今回はそれを値引きして受注する旨を文章中に記載していました。

そもそも応募して4ヶ月くらい音沙汰がなかったのに、いきなり連絡が来て対応可能か訊かれました。もしかしたら、他の方と揉めてしまって、私にお鉢が回ってきたのかもしれません。でも、どちらかというとおおらかな性格の私は、この時は特に気にしていませんでした。

先方からは、電話で連絡したい旨を言われましたが、ひっきりなしに連絡されても困るので、最初にSkypeミーティングをして方向性を決めその後はメッセージのみとしました。Skypeミーティングを無事に行い、打ち合わせ後に決まったことを議事録として提出しました。ところが、直後に、方向性を変更したいと連絡が!!!

結局、打ち合わせした内容は無駄になってしまいました。この時初めて、ちょっとこの人ヤバいかも、、、と思い始めました。

止まない◯◯の嵐

苦労したのはコミュニケーションでした。矛盾することを同時に主張して来ることが、言われていて辛かったです。


例えば、内容を全てファーストビューに収めるためメインビジュアルの高さを半分にしないといけないのに、キャッチコピーを倍の文字数に増やされました。89文字ある文言を1行か2行で入れろと言われました。キャッチコピーなのでそこそこ大きな文字(にするべき)なのですが、1行に入れるには10ピクセルくらい(2行でも20ピクセルは普通のテキストより少し大きいくらいのサイズ)にしないといけない感じでした。やれと言われればやるけど全然機能的でないし美しくない!!!デザイナーは魔法使いではないのよ。っていうか見ればわかるよね???相手の想像力が欠如している様子で疲れてしまいました。

修正は大きく1回でと最初に言ってありましたが、なぜか一つずつフィードバックを送ってきて、どんどん修正が増えてしまいました。このままいくと時給が300円?くらいになってしまう、、、。

こういうことは珍しいのですが、契約を終了して欲しい旨をこちらから申し上げました。そして、これまでの作業量分は納品してお金をいただこうと(少し低めに)35000円で交渉しました。

そして、先方からは一銭も払わないとのコメントが、、、、。
交渉決裂でした。

無料でできるトラブル相談を探してみる

先方には一旦弁護士に相談してみます、と申し上げて、時間を作りました。その時はこちらも本気なんですということを示すためにそう言ったのですが、言ってしまってから、せっかくだから本当に相談してみよう!と思いました。

調べてみると、2つ相談できそうなところがありました。
一つは、日弁連がやっている初回30分無料の法律相談で、ひまわりほっとダイヤルと言います。30分を超えると、30分以降の料金は担当弁護士によって違うそうですが、30分5000円(税抜き)でした。地域によっては最初から相談料がかかるそうです。

もう一つは、弁護士ドットコムに相談を書き込むことです。弁護士ドットコムは日本最大級の法律相談ポータルサイトで、ユーザー登録することで相談を投稿することができます。クラウドソーシングは業務委託契約なのでそのカテゴリーに記載すればいいと思いました。こちらに相談を記載して、反応のあった弁護士さんに業務を依頼することが可能です。

今回は、ひまわりほっとダイヤルを使ってみました。

実際の相談の際は、30分内に納めることを想定して、まずやりとりを全てプリントアウトしたものと、それをまとめた物をWordで作りプリントアウトしました。弁護士の方は、ものすごいスピードでドキュメントを読んで、アドバイスをくださいました。弁護士さんは優秀ですごい!と素直に感じました。

相談したおかげで自信を持って対応でき解決へ

実際に相談して、弁護士さんに本格的に依頼する場合は、手付金だけで10万円、それに報酬が上乗せになり、売り上げが少なすぎるので現実的ではなく、やりませんでした。売り上げが100万円以上になるなど大きいなら、依頼する価値はあると思います。


しかし、クライアントの対応は酷く、自分の対応が間違っていないことを確認できたのが良かったです。特に、正規料金を提示し値引きで引き受ける旨を記載していたこと、修正回数を目安として事前に提示していたことが良かったようです。

その後、クライアントと話し合いができ、双方の折り合いをつけ納得いく形で終了させることができました。

クラウドソーシングでモンスタークライアントに出会った場合、動揺してしまったり、相手から早く逃げたいため、相手の言うことを承諾して売り上げ0で終了している人もいるのではないかと思います。行った作業の分は正当な対価として請求可能です。トラブル時の参考になれば幸いです。

参考書籍

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