50歳からの働き方・生き方を考えるための本
50歳になって、これまでと違うと感じ始めた
50歳になり、体調を崩しました。
また、何をしてもこれまでよりも時間がかかるようになりました。掃除、料理、片付けなどの家事も、仕事も。また、仕事のモチベーションが低くなりました。とにかくガス欠のようにやる気が出ません。
どうしよう、、、。
目が老眼でしょぼしょぼしてきたのに、パソコンで目と腕を酷使する今の仕事を同じように続けられるのか、不安に押し潰されそう。
何か、変えないといけないのかもしれないな。
そして、これって他の人も同じように悩んでいるのかな、と思って、質問サイトなどを見てみると、同様に50代での気力・体力の落ち込みに悩んでいる人の相談などが出てくる出てくる、、、。
良かった!私だけじゃなかった。
と思いましたが、それと同時に、自分でこれからどうするか真剣に考えないといけないと思いました。
こういう時は先人の知恵を借りるのが一番。
50歳からの生き方についての本をいくつか購入し、読んでみました。
その感想を記していきたいと思います。
「人生は「2周目」からがおもしろい」
「人生は「2周目」からがおもしろい」は、「声に出して読みたい日本語」の著者でもあり明治大学文学部教授でメディアでも活躍されている斎藤 孝(さいとう たかし)氏の著書です。
この本は主に仕事をする男性向けに書かれたものですが、働く女性にも応用できる内容だと感じました。特に、50代になってから、何だかやる気が出ない、自分が鬱気味かもしれない、何か興味を持つきっかけが欲しいと思っている人におすすめです。
良寛や松尾芭蕉など歴史上の偉人のエピソードなどが散りばめられていて、この本をきっかけに歴史や読書への興味が広がっていきそうです。
私が特に印象に残ったのは、
心の庭に「大きな桜の木」を育てよう
という表現です。桜は日本人の原風景とも言える木。美しい故郷の象徴でもあります。自分の心が1本の木のように伸びてゆく、そういうイメージを常に持っているだけで、前向きで芯の通った美しい人になれそうな気がしました。
過去の自分の得意だったことを思い出し、それに関係するような趣味を始めてみよう!とこの本を読んで決断できました!
アイデアのヒントをもらえる本です。
また、とても読みやすいです。1日で読めました。
「50歳からのむなしさの心理学」
「50歳からのむなしさの心理学」は、心理学博士である榎本博明氏の著書です。
こちらも、50歳になって訪れるもやもやとしたこのままでいいのかという気持ち、つまりむなしさは何なのか。自分の人生をどうしたら意味のあるものにしていけるのか、などについて、主に心理学的アプローチで解説しています。
心理学的なので、先の「人生は「2周目」からがおもしろい」よりは少し硬い語り口です。ユングやフロイトなどに興味があり、むなしさの正体をより科学的に理解したい人におすすめ。
この本の中では、榎本氏自身が人生の意味について考えていた時に記したという言葉が印象に残っています。以下に引用します。
虚しさに押し潰されそうな思い、それは「より良く生きたい気持ち」のあらわれだ。
「こんな自分はイヤだ」と自己嫌悪する、それは向上心が強い証拠だ。
この本を読むまで、くよくよ悩んだりする自分はやっぱりダメな人間だな〜と思っていました。
でも、この本を読んで、悩むこと自体は決して悪いことではないと気付くことができました。
悩みは、自分の出来事にきちんとした意味を与えるためのプロセスで、現状に不満・悩みがあるからこそ、その後に改善・向上していけるのだと思いました。
そしてやはり、ワクワクを感じながら没頭できる「フロー体験」なるものができるような趣味などを探しておくこと、それが大事なのだと感じました。
私は元々抑揚が少ないというかあまりワクワクとかしないタイプなので、、、。
本を読むことでどんな変化があったか?
「読書は、他人の人生を生きること」だと聞いたことがあります。すでに50歳を迎え、このままでいいのかというもやもやとした気持ちを抱えた先人がどう考えてこの時期を乗り越えたのか。
そのヒントが本の中にはあります。どの書籍も一読の価値はあります。
読み進めながら、自分の新たな趣味を模索することができました。
しっかり次の行動につながったのです!
結果的には、仕事を少しセーブして趣味を充実させ、生きるモチベーションを高める方向に少しシフトしました。
具体的な趣味としては、絵手紙講座を始めることにしました。
若い時に長年やっていた書道、趣味の詩作、同じく趣味にしたい絵、これらを一つにできるのが絵手紙かなと思ったのです。
もし、新たな趣味を始めたい方はぜひ、ユーキャンの大人講座などをチェックしてみてください。絵手紙の他にも充実した講座が揃っています。
通信講座から始めて、自分に合っていそうなら深掘りしてみる、そういう使い方もできます。
皆様の50代がより輝くようお祈りします。